災害の時に備えてペットと一緒に対策しよう! 【ペットと一緒に備える5つの対策】
2011年に発生した東日本大震災の時、ペットを飼育している多くの人が 災害が起こったときの備えをしていなかったことで多くの問題が発生しました。
そのことがきっかけで国は次のガイドラインを作成しました。 環境省が作成した次のガイドラインは一度読んでください。
- 2011年:災害の時におけるペットの救護対策ガイドライン
- 2018年:人とペットの災害対策ガイドライン
上記ガイドラインでペットと一緒に対策できることについて紹介します。
1:災害の時に備えてペットと一緒に対策について
災害が起こったときは、人間もペットもパニックになって普段絶対しないような行動をすることがあります。 特に2011年に発生した東日本大震災の時、ペットが、驚いて、逃げ出してしまって迷子になることが多発しました。 ペットが迷子にならないための対策(マイクロチップ等による所有者明示)は大事です。
災害の時に備えて普段からペットと一緒に次のことを対策するのはどうでしょう。
2:ペットのしつけと健康管理
災害が起こったときは健康なペットでも体調を崩します。 普段からペットの体調は気を付けておくようにしてください。 特に、避難所では、ペット可でも、ペットがゲージの中で生活するようになることがあります。 慣れていないとかなりストレスになるので、普段からゲージの中で過ごすのに慣れさせておくのもおすすめです。
そのほか、避難所の周りに、テントを張ってペットと生活する、ペットは車の中で生活する場合もあります。 この場合は、エコノミークラス症候群、熱中症に注意が必要になるのでペットの体調の変化に普段から気をかけておくとペットの体調の少しの変化でも気づきやすくなります。
被災地から離れた親、親戚、友人にペットを預ける。 被災地から離れたペットホテル、動物愛護団体に預けられるつてを探しておくのもおすすめです。
3:避難所や避難ルートの確認等
災害の時は、足元がガラスや、がれきなどでケガする恐れがあります。 ケガすると大変なので避難所までのペットと一緒に避難するためのコースをペットと一緒に散歩するのがおすすめです。 ペットも初めて通る道よりも普段からなじみのある道順のほうが安心して歩ける可能性が高くなります。 もし、危険だなぁ~と感じる道があれば、避難するときは別の道を選ぶようにしてください。 一度でもペットと一緒に避難ルートの確認をしておくと、いざという時に落ち着いて行動できる可能性が高くなります。
4:災害の時の心がまえ
災害の時はペットと同行避難原則です。 ペットがパニックになったときに落ち着かせるしつけは重要です。 待て、伏せ、おすわりなど落ち着かせるしつけは特に重要になります。 飼い主もペットもケガしないように落ち着つくことを心がけることがとても大事です。
災害の時に仕事や、外出中で飼い主とペットが離れた状況にある時の避難の方法も想定する。 もし、ペットが家にいて、飼い主が避難所に避難したときは自治体の動物担当部署に相談してください。
5:災害に備えてペット用の避難用品や備蓄品の確保
災害の時は、避難所にペットの食料や、水、用品の用意は無いと考えてください。 なので、ペットの食料、水、用品は飼い主が用意する必要があります。
必要最低限次の項目は必要です。 5日~7日分の食料と水は確保するのが理想です。
- 療法食 薬
- 普段食べているフード
- 水
- 食器
- 補修用のガムテープ
- 首輪・予備の伸びないタイプのリード
- 飼い主の連絡先・ペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり先などの情報
- ペットの写真(スマホに待ち受けなどに保存するとよい)
- ワクチンの接種状況・既往症・健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
は確保しておきましょう。
余裕があれば次のものがあればよいです。
- ペットシート
- 排泄物の処理用具
- 使い慣れたトイレ用品
- 普段使っているタオル・ブラシ・おもちゃ(ペットが安心して落ち着けるもの)
猫の場合は、普段使っているトイレ砂・洗濯ネットがあるとよいです。
まとめ
災害の時に備えてペットと一緒に対策できることについて紹介しました。 特に、避難場所までの経路は、ペットと一緒に何回か通ってみるのが良いです。 初めての場所より、2回目、3回目のほうが落ち着いて移動できるのでおすすめです。 避難所までの時間や、道が通れないときの別の道なども考慮に入れておくのを忘れずにしてください。