ペット防災

【ペット防災】災害・避難体験談|高田様インタビュー

弊社では、ペット防災という分野にも関心を持ち、会社としてできることは無いかと日々模索しています。

災害大国と言われる日本に住んでいる以上、誰もが被害に遭う可能性がありますし、いつ誰の身に降りかかってもおかしくない状況でもあります。

しかし、実際に体験したことがない人にとっては、準備をするにも何をどうすればいいかわかりませんし、どの程度やっておけばいいのかも想像ができませんよね。

そこで、弊社では被害に遭われた方にご協力いただき、インタビューを行いました。

皆様の貴重なお話は、きっとペットと過ごされている方のお役に立つこと間違いなしですので、是非ご覧ください。

高田さん (ドッグトレーナー10年以上の経験)
被災場所 岩手県北上市
2011年3月東日本大震災
飼育していたペット:コーギー(11歳)、ミニチュアダックス(7歳)、猫(1歳)
*当時年齢

我が家は、住宅地の2階建ての戸建てです。
裏手が高校で高校と家の間に林があるという環境です。

住いは内陸で、洪水の被害がなく、停電は災害発生瞬間に起こっていました。
地震発生後すぐは水がでていたので、お風呂とペットボトルに水をためていました。

電気は3~4日に渡って停電し、水も2~3日は止まりました。

ペットと災害を経験したときの話を次のポイントについてお話をお聞きしました。

  • 災害の発生したときに犬とどのように災害を乗り越えたのか?
  • 冬の災害に備えて準備するべき犬用グッズはこれ!
  • 犬と一緒に避難所は利用できたのか?

について教えていただきました。

災害の発生したときに犬とどのように災害を乗り越えたのか?

当時、私は自宅で仕事をしていたので、自宅と敷地内にあるプレハブを行き来していました。
地震発生時は自宅にいて携帯に警報後すぐ大きな揺れが起こりました。

自宅のリビングにコーギー、猫はサークル内に、2階にはダックスがいました。
一階にいるコーギーが歩けないので先に救出しましたが、たまたまダックスがサークルに入っていたので助かりました。

家の中のものが飛び出していて、倒れた家具や割れた食器など危険な状態になっていて、家の中に入るのが危険な状態になっていました。

自宅の敷地内でプレハブを建てペットホテル業を行っていたのですが、ペット用のサークル以外ほとんど何もないプレハブ小屋に家族全員と、ペットホテルで預かっているワンちゃん、家の犬とプレハブで一夜をすごしました。

幸いにも反射式ストーブがあり、停電している中でも、暖を取ることもできたので良かったです。

冬の災害に備えて準備するべき犬用グッズはこれ!

びっくりして逃げだす犬や猫が多く、迷子になって飼い主のもとに帰れない子が多くいました。
迷子札は必須です。

岩手県は3月でも雪が降るくらい寒いので、反射式ストーブ、カセットコンロは重宝しました。
フードの備蓄があればよかったと思いました。
震災直後は、ドッグフードが販売されていない、そもそもお店が営業していないという状況でした。

あとは、避難するときに普段から備えてケージに慣れることが大事だと思います。

ケージに入らないと助けてもらえないかもしれないので、ケージを好きになるようにトレーニングすることが大事です。

トレーニングは日々の積み重ねなので、人、音、もの、ケージに慣れる為のトレーニングは必要です。

ペットと一緒に避難所は利用できたのか?

家族は避難できたとしても、ペット同伴の施設がなかったこともあり、プレハブがあるので、自分は自宅に残っても良いと考えていました。

最近は北上市のペットOKの避難所ができています。

まとめ

2011年3月東日本大震災の高田さんの体験談で、10年以上のドックトレーナーと経験した災害の話をお伺いしたときの話を紹介しました。

高田さんはドッグトレーナーの経験と、ペットホテル業を営んでおられます。

それでも、ドッグフードの備蓄をしておけばよかったと感じることがあったようです。

災害を経験されたドッグトレーナーの高田さんのアドバイスは、人、音、もの、ケージに慣れるトレーニングすることが大事だそうです。

貴重なお話を聞かせていただいた ドッグトレーナーの高田さん に心からお礼を申し上げます。

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