【ペット防災】災害・避難体験談|ささちゅう様インタビュー
2011年3月に宮城県大崎市で東日本大震災の体験をされた、ささちゅうさんのお話を伺うことができました。
ささちゅう さん
被災場所 宮城県大崎市
2011年3月東日本大震災
飼育ペット:MIX犬(14歳)
ささちゅうさんは、周りは田んぼの平屋の1軒屋にお住まいで、お母さまと14歳のMIXわんちゃんと暮らしておられました。
自宅は内陸のため津波の被害、建物倒壊の被害はありませんでしたが、一週間ほど停電していたそうです。
ペットと災害を経験したときの話を次のポイントについてお話をお聞きしました。
- 災害の発生したときに犬とどのように災害を乗り越えたのか?
- 冬の災害に備えて準備するべき犬用グッズはこれ!
- 犬と一緒に避難所は利用できたのか?
について教えていただきました。
災害の発生したときに犬とどのように災害を乗り越えたのか?
2011年3月、当時、宮城県の内陸で周りが田んぼの平野にある平屋の一軒屋に住まれていたそうです。
当時は地震が頻繁に起こっていて地震に対して少し準備をしていたそうです。
昼の2時46分、犬は寝ていましたが、真っ先に犬のところに行きリードを付けたそう。
かなりの地震で犬を抱えて立っているのがやっとというくらい揺れていたそうです。
犬は外に出たがったそうです。
地震があってすぐ停電。
1週間以上停電が続く。
幸い家は倒壊などなく無事。
家の中のものは少し壊れただけ。
でも、周りはかなりの被害状況だったようです。
ささちゅうさんご自身は、犬がいたので避難所に避難する考えはなかったようです。
地震があってから3日ほど、庭に続くリビングに布団を敷いて、コートをきて靴を履いていつでも避難できる体制で寝ておられました。
普段から犬は家で留守番していたようで、ペットホテルや、避難所は初めから頭になく、自宅、車、友達を頼ることで犬との避難生活を想定していたようです。
年配の方は、避難所に移動。小さいお子さんがいるおうちは車で避難という状況だったようです。
冬の災害に備えて準備するべき犬用グッズはこれ!
宮城県は地震が多いので普段から防災の準備はされていました。
特に、ワンちゃんがびっくりして逃げてしまい、迷子になる犬が多くいてました。
人間用の避難リュックに犬の道具もつめていました。
一時避難で1日2日分のすぐにいるものを準備していました。
他のものは家を掘り起こしても取りに行けると考えていました。
- ペットのご飯(買い物が困るので病院で買うフードの備蓄)
- 水
- おやつ
- 首輪とリード
- 震災後に首輪にペットの名札を取り付けた(飼い主の携帯番号の紙書いておく)
家の中に落ちてくるようなものを置かないことは心がけるのが大事です。
親切なかかりつけの獣医師さんとつながりを持っておくほうが良いです。
ペットと一緒に避難所は利用できたのか?
当時はペットがOKの避難所の情報がなく、避難所を使う考えがなかったそうです。
- 自宅で避難する。
- 車で避難する。
- 友達を頼る。
2011年の避難所はペットが避難所に入れなかったのですが、2019年の洪水の時に避難したときは避難所の入り口に犬がゲージに入っていたのを確認。
まとめ
2011年3月東日本大震災のささちゅうさんの体験談で、14歳のMIX犬と経験した災害の話をお伺いしたときの話を紹介しました。
ささちゅうさんはペットがいることで自宅で避難生活を送る判断をされました。
ペットと一緒に、自宅で避難、車で避難、友達に助けてもらうと考えられてました。
避難所にペットを連れ行く考えがない飼い主さんがおられるということがわかりました。
14歳の高齢犬を飼われている方にとってとても参考になると感じました。
貴重なお話を聞かせていただいた ささちゅうさん に心からお礼を申し上げます。